羅須地人鉄道協会まきば線
(成田ゆめ牧場内)
物件の所在地:千葉県下総町
あし:JR成田線滑川駅下車無料送迎バスがあります。
「鉄道を建設する」。鉄道趣味の中で一番すごい事でしょう。
自分達の好きなような鉄道は少なくなってしまった。では作ろう。
それも1/1スケールで。
欧米ではいざ知らず、この日本でそんな活動が行われている。
そんな話を以前から聞いていたおいらは千葉県にある
「成田ゆめ牧場」に向かったのであります。
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牧場内をうろついていると・・・ ありました。丘の上にラッセル車。 もと頸城鉄道のラキ1形であります。 かなり美しい状態にレストアされていました。 |
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そして見えてきたのはこんな編成。 産業タイプの内燃機関車とゴンドラ形貨車、 いやオープン客車。 気分はアメリカのメイン州にある牧場の引き込み線。 花に囲まれていい雰囲気であります。 |
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それでは一週回ってみましょう。 運転台はかなり狭い感じ。 森林鉄道の機関車そのものなのです。 |
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軽やかな音を立てて走る機関車。 本日の主役はもと立山砂防の酒井製機関車。 岩をくぐり、谷を越え、急峻な坂を上った山男。 今は牧場に遊びに来る子ども達が相手です。 |
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今年の桜は例年より早かったのです。 トロッコ列車で花見というのも乙ですねえ。 アングルを下げたので判りにくいですが、 線路には新しいバラストもしっかり入って、 とてもよい状態の線区なのです。 |
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車内・・・というか車上からはこんな感じに見えます。 どろんこ道と併走するナローの線路というのも、 いまではなかなか見られません。 |
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踏切を渡る「サカイ」。 フレームは後期形というのでしょうか? 廃車になったところを羅須地人鉄道協会に救われた という経歴を持っています。 ラジエーターも新しいようでした。 ゴンドラ客車の入口はこちらにはありません。 |
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行く手にはティンバートレッスル。 すなわち木橋がみえます。 森林鉄道にはなくてはならないものですが、 いまではこういう橋を越える機会も少ないのです。 |
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橋を渡るトロッコ列車。 ここではかなり徐行します。 大井川鐵道井川線のようでもあります。 谷はそんなには深くないのですが。 |
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橋の上で撮影した連結器。 ピンをさして止める方式で、 ナローではよく使われました。 本当に森林鉄道に乗っているようです。 |
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レストアを待つ車両達の姿も見えます。 貴重な車両達の保存・復元をするのは大変な 事でしょう。 当然それだけのやりがいのある事でもあります。 |
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こちらが車両工場。 内燃機関車二台がレストアの最中。 奥の二台の蒸気機関車は年に数度の運転会で、 客車を引いて走る本物です。 |
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蒸気機関車運転の為に必要な給水塔。 しっかり設備に含まれております。 使っているところが見たいですねえ。 |
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これがホントのトロッコ列車。 ダンプトラックが多用される以前は、よく使われました。 これはナベトロと言われる種類です。 JRで言えばホッパー貨車でしょうか? 雨が入らないように、倒して留置するもののようです。 その横は花鳥山脈から転属したサイクルトロッコ。 いろいろな車両がいるものです。 |
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車両工場の脇、複線の踏切を越える列車。 砂利が入っただけの踏切というのも、 なかなか今は見られないですね。 ゴンドラ客車の出入り口はこちらだけなのです。 |
今回は乗りに行っただけのこの鉄道。
次は蒸気機関車の走る日に行ってみたいものです。
日本にも少しずつ増えてきた「保存鉄道」。
鉄道会社ともただの「おとぎ電車」とも違う存在。
その先駆となったのが「羅須地人鉄道協会」なのです。
今回の物件についてくわしくは
羅須地人鉄道協会まきば線へようこそ
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